日々の中での出来事・思いを重ねていきたいなぁ。仕事のことも生活環境の事も友人のことも仲間のことも連ねていきたいなぁ。


by papillon-e
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失敗

 以前にも書いたと思うが私のお腹に人工肛門がある。最近はクオリティーオブライフを高める為にも人工肛門をできるだけ作らないように腸を繋げるようにされているようだ。私の場合は出来るだけ早く抗癌治療をしないといけなかったことがあり、また、腸閉塞にこびりついていた癌を20cmほど切った事もあり、優先順位が抗癌剤治療を第一に考えてもらったからこうなった。

 事前に説明もあり、それなりに覚悟はしていたけど術後に人工肛門が付いたと聞いたときには多少のショックはあった。できれば『口から入れて腹から出す』より『口から入れて穴から出す』のほうが自然だし自分の体に違和感を覚えないほうがいいにきまっている。でも、出来てしまったものは仕方がない。受け入れるよりほかない。

 手術前から主治医のNパンダ先生に「可愛いストマーを作ってね」と『何を言ってるんだこの人は』の顔をされたり、『普通に出来るようにするだけです』という愛想のない返事にもめげずに「可愛く作ってね」と口をすっぱくするぐらい言っていた。術後、看護師の皆が「大丈夫かわいくできてますよ。安心してね」という声に励まされ、また、「N先生の自信作だと思うよ」と褒めてもらってまんざら悪い気がしないわけでもなく、「なれなきゃ」と自分に言い聞かしつつ少しずつパウチ(袋)の交換も覚える努力もし、腐っても気持ちを変えるように励ましたりしてきた。

 夜中にパウチから内容物が出てきたり、破裂したりして泣きながらパジャマや下着を交換し、少しずつ扱いが上手になってきた。今ではおおよそパウチ交換も短時間にある程度の事を綺麗に始末する事もできるようになった。でも、やっぱり失敗する。先週と今週で2回失敗をした。情けなく涙があふれる。慢心していたのかも知れないけど、どうしたのかな?
 また、変えてる途中にストマーから漏れてしまうこともある。お風呂に入るのもいまいち上手に行かず、パウチ(袋)を付けてはいる事は多い。
 今日もすったもんだの末にパウチをつけてお風呂に入った。交換してスグのお風呂はものすごくドキドキする。漏れの原因になったりする要因に可能性もあるからかな?

 で、今日はあまりのかゆさにぼりぼりかいていたら粘膜に当たり出血してきた。スグ止まるかと思うと今使っている抗癌剤の副作用でもあるのか血が止まりにくいので、けっこうダラダラ出血していまい、少しあせった。失敗するうちにまた理解し、扱いも上手になっていくのだけどストマーの失敗はやっぱり情けなくって涙がでる。

 ずーっと腸の調子もいいのかよく動いてくれる、で、グルグルキュルキュルなっている。このグルグルキュルキュルがなかなかのくせもので、この後にドバーっと便が出たり、おなら?がバハーって出て赤面する事がある。飲み屋でこのバハーがあると、あまりの恥ずかしさに店を出てしまう根性無しの私がいたりするもんだから、自分で面白がれる部分もあるのだけど、やっぱり恥ずかしい。で、特に腹から音がするし、すごーい音がでるから恥ずかしい。でも、ちょっと笑ってしまう。

 ストマーとの付き合いはまだ半年。いろんな失敗や出来事があって当たり前だろう。決して好きになれないけど、面白がれる余裕はあるように思う。『私のインデアンネームは『腹からおとの出る女』だから」とか『腹からウンチの出る女』とか言ってしまう。案外気に入ってるんだけどな。

 この私のお腹の梅干さんはとても出来がよいらしく、実はモデルになることが決定されている。うれしい~~~~。腹の写真のみだから、私のだとはわからないだろうけど、でも、なんかとってもうれしい。励みになる。
 これからも失敗して泣いてしまったり腐ってしまうことはたくさんあるだろうけど、生きているかぎり付き合わないといけない私の体の一部な訳で、長いお付き合いをするわけである。失敗もあり、成功して鼻高々なときもあり、涙あり、笑ありで生きていくんだから、まあ、いいか。

 
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# by papillon-e | 2007-12-04 22:09

焼き鳥

 我が家は鳥をよく食していた。牛肉は少し苦手で豚肉か鶏肉が主食のメインに登場する事が圧倒的に多かった。最近、母たちと一緒に住むようになってからは食の内容も変わってきて、似た着物が圧倒的に多い。漬物もいつも登場。きっとそれが体にいいのだろう。けど、ほぼ、老人食でもあるので子供たちには不満が出てくる。私が食事の当番の日には出来るだけ以前のような「簡単、早くできる、安い」をモットーに作る事もあるのだけど、そうすると母から「こんなの食べた事がない」とか「どうやって作るの」等といろいろ聞いてくる。はっきりいって「うざい」。

 昨日は子供たちの希望(特にM)により、夜の外食を決行。家族だけで食事をするのは久し振りで、少しリラックスできたかな。

 銀閣寺の「きてや」は以前からよく足を運んだ焼き鳥やさんで私たちには居心地の言い店だ。ママは同い年で、アルバイトさんもきちん指導されている。顔なじみのアルバイトさんもいて、時々入っている女の子がT子のことを気にしてくれたり、男の子はMの事をきにしてくれたり、また、私の体のことを気使ってくれる。温かい人たちである。

 定番のオーダーは「鳥のてんぷら」「蒸し鶏」『大根サラダ」「焼き鳥の巻き寿司」「やげん軟骨のから揚げ」「肉団子のスープ」(Mが大好き)「大きな鳥のオムレツ」「焼き鳥・せせりの塩焼き」「焼き鳥・もも肉の塩焼き」「焼き鳥・ハート」「焼き鳥・おだんご」「焼き鳥・ネギ間」などなど。
 T子はネギが嫌いだ。本当に嫌みたいで、基本ネギの入ったものは食べないし、家でネギを使おうものならすご~~~く機嫌が悪くなって「ネギくさい」といって窓を開ける事もあるぐらい。で、このネギ間はお父さんのT子に対しての嫌がらせなんだよね。T子が嫌な顔をしたりするのを見たくって、嫌そうな顔をする前で食べるのが楽しいみたい。いろんな愛情表現があるけど、本当に・・・・・・・・ねじくれた表現方法だと思う。父親が娘をからかう方法はもっと他にあるようなもんだろうに・・・・・。

 昨日、店に入った時ママが泣きそうな顔をして迎えてくれた。で、帰るとき、泣きそうな顔をして送り出してくれた。「また来るね」って言って店を後にしたのだけど、本当にまた調子のよいときにいきたいと思う。昨日は冷たいものがまだ飲めなくて常温のお茶を用意してもらった。勿論、メニューにはない。手袋をはめて食事をしようとしていたのによく気がついてくれた。また、空調の温度調節を気にして「いつでも言ってください」と言ってくれた気配りが本当にうれしい。

 最近、体温調節がうまくできないのか、汗が出たり寒気がしたり、また、その日が暑いのか寒いのかわからなくなってしまうこともある。また、冷たいのに敏感な時期でもあるんだろう。よけいに少しの心配りが心にしみる。「きてや」のママは勿論、バイトさんたちの気持ちのよさと、心温かさが料理以上においしく、血と肉になったきがする。

 T子を心配してくれるお嬢さんは浪人経験があり、また、文系から理系に途中から変えたつわものだ。「この時期、辛いし、大変だと思うけどがんばってほしい」と伝言をもらったようだ。K大に途中転移で入るのは半端な事ではないらしい。理系の壁を思いっきり味わっているT子にはとっても嬉しかっただろうと思う。

 ママは同い年。ご主人と一緒に仕事をがんばってられる。横浜から京都に来られた美人さんだ。どこか垢抜けて洗練されているように思う。彼女はがんばりやさんだ。
 
 次はM朗が帰ってきたら一緒に行きたい。大好きな店だもんね。いや、焼き鳥が大好きみたい。
 あ~~~~~おいしかった!!!!
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# by papillon-e | 2007-12-03 10:35

憂鬱

 明日、抗癌剤が入る日だ。はっきり行って憂鬱である。この数日調子もよく、楽しいことが多かっただけに、よけいに気持ちが重い。

 抗癌剤が入り始めたら声が出にくくなる症状が出る。喋りの私の声が出にくいのはけっこう辛いものがある。笑っても声が出ない。胸も重苦しく、首のリンパにある癌が悪さをしているのか、締め付けられる感じさえある。勿論、食欲は無くなっていくし、体は重い。何もしたくないし、何かできる気力もなくなる。たかが一週間から10日間続くだけだけど、それでも憂鬱だ。

 長生きする為にもいまのところ抗癌治療しか手段ははいのだけど、楽しかったら楽しい分だけ、次の事を思うと嫌になるし、悲しくなる。贅沢な事を言ってるのだろう。10年前なら、当に死んでいる病状だったらしい所、元気で文句も言えるぐらい気持ちもしっかりしている。先人の想いと希望が今の私たちに生かされ、その恩恵を充分頂戴できているにもかかわらず、こんな文句を言うのは贅沢だ。分かっているけど、言いたい。「はぁ~~~~~」

 今日は鍼の日だった。最近甘いものが食べたくて仕方がないと話すと、癌細胞は甘いものが好きなんだそうだ。癌細胞を喜ばして力付けてしまうそうだ。カカオなんかは大好物なんだって。私も大好物なんだけど・・・・・・どうよ!!!
 少し、甘いものを控えて体重管理もしないといけないのだから、控えるのは大事な事かも。チョコレートは美味しいし、時に幸せのプレゼントなのにな~~~。少しひかえればいいだけなんだけど、気持ちが「はぁ~~~~」。

 二週間に一度の思いっきり憂鬱の日。その割に元気で「病気って誰のこと」と思うぐらい気持ちも高揚しているから仕方がないのだろう。本当に、病気が自分の事であるのを忘れてしまうぐらいだ。こんな時があってもいいし、またあることで今の自分が見えるっていうもんだろう。

 何は兎も角、明日は抗癌剤の入る日。それは私にとって良い事なのよね。気持ちを変えて望めばいいのよね。うん!!!
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# by papillon-e | 2007-11-26 21:21

心地よい疲労感2

 金曜日からM郎が帰ってきている。家族が揃うのは楽しいもんだ。母も叔父も楽しみにしてくれていて、なんだかんだと話をしたそうにしている。微笑ましいというか、可笑しい。

 土曜はお父さんの卒業した大学の学園祭に行ってきた。松ヶ崎にあるカレッジで、圧倒的に男子が多い理系の大学だったけど、最近はちがってきているみたい。ずいぶん華やかになっきた。毎年楽しみにいている留学生の店。中国留学生の店の水餃子がおいしい。全部手作りで嬉しいおいしさがある。ベトナム留学生の春巻きも捨てがたい。以前、ギリシャの留学生がとても美味しい一品を作っていた。すご~~~く美味しかったけど、一回だけしか出店しなかったみたい。

 「ごぶさたしてます」と挨拶されて「へっ??」とビックリしているお父さん。「村野藤吾研究会でご一緒させていただいた**です。**さんですよね」と言われまだ首をかしげる。「昨年、事務局していた**です」と言われて「あ~~~」やっと思い出したようだった。可愛いお嬢さんから声をかけてもらっているのにな~~~。「僕は人の顔が覚えられないから・・・失礼」などといいながら、しっかり進められたサングリアを飲み、タンドリー味の焼き鳥をほおばる。美味しかった。

 夕方からお父さんの同窓会に家族で参加する。今はもう無い学科なんだけど一期生から15期生まで呼びかけるようで、そのたての繋がりはしっかり生きているようだ。もっとも、集まる顔ぶれは案外変わらないと思うのだけど、それでも、一期生の方で今回始めて参加の方もいらした。ちなみにお父さんは5期生で、地元に住んでいることもあり主席率はメチャメチャ高い。家族で正式に参加するのは今回初めてだったけど、いつもは学祭の時期に学校の食堂で行われて良いたので会が終わっても皆さん、学内でたむろされていたからそれなりに参加している雰囲気はあった。M郎の成長もみてもらっていて「おまえ、おおきなったな~~」と声をかけてもらったりしている。

 今回は私の病気のこともあったので顔を出して挨拶しておこうと言う主旨で参加させてもらっていた。勿論、皆が知っているわけでなく、ごく少数の人はお父さんから話をしてもらっていた。結婚当時からのお付き合いの方も、お父さんの仲良しの人もいて心配をしてもらっていたようだ。諸先輩や後輩に「がんばれよ」『応援しているから」と声をかけられ、嬉しいやら恥ずかしいやらでおちょけてしまう私がいた。

 一期生のN先輩が大変愉快な方で、子供たちを相手にいっぱい構ってもらって、Mなんかは「ハートわしずかみ」状態で遠慮なく大笑いしていたし、S先輩の猥談に『お前トイレに行ってこい」とか『耳をふさいでおけ」と言われ素直に反応していた。旦那の先輩であるんだけど、皆さん私のことまで心配してくださる。ありがたい。

 それにしても大笑の連続で、お腹は痛いし、涙は出るしで大変だった。痛み止めの薬を飲み忘れているのに気付くのも忘れるぐらいで笑いの渦に飲み込まれた感じだった。腹を抱えて笑うって体にいいんだね。特に、痛みを忘れるのはとってもいい。

 帰りはお父さんを残して4人で帰ってきたんだけど、M郎が「楽しかったな~~。来年の父さんのゼミ旅行(ゼミの盾の関係がずーっと続いている)、一緒にいこうかな?」なんて言っていた。今年の忘年会にしっかり誘われていてご機嫌だったけどね。ありがたい事だ。

 久し振りの11時の帰宅。疲れたけど気持ちいい。甘いものが無性に食べたかったりする。うん、気持ちのいい疲労感。ありがたいな~~。感謝の心でいっぱいで過ごせた。幸せだ。
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# by papillon-e | 2007-11-25 13:47

快い疲労感

 『あ~~~疲れた」とニコニコしながら言える疲労感は久し振りの事。仕事で気持ちの良い仕事の流れがつかめたり、思ったような接客が出来たりしたら快い疲労感があった。今日は久し振りに感じる疲労感。

 時に「今日病院やろ!送って行くし、待ってて」と家まできてくれるMちゃん。高校2年のときは学友で、今はかけがえのない友人である。午前中、彼女からの電話があり北の端に近い我が家まで遊びに来てくれた。
 引っ越して遊びに来てもらえる友人はまだ少ない。かたずいてないので恥ずかしいからそう簡単に声はかけられないのだけど、「まあいいか」と思え、甘えれる数少ない友である。で、同じ病気、彼女は乳癌で戦う戦友でもある。話も通じるし、治療の辛さと愚痴を言える心の友でもある。

 彼女は放射線も終わり、全ての治療が終了するようだ。副作用の一つなのか、手足がしびれて「リュウマチ」の心配があるという。ほぼ一年、良く頑張ってきた。髪の毛も抜け、かつらをかぶりながら色んなジョークを飛ばして、かつらネタをブチかまして笑わせてくれた。今日も,おもむろにかつらを取り、ムーミン(ひなたさんと一緒に九州から来てくれた)にかぶせ「なあ、似合うと思わへん?」といい、「教授」の命名して大笑いさせてくれる。

 女二人、ためになる話をするわけでも無し、高校の時の話から、学友の話、旦那の愚痴から晩御飯のメニューへとあっちいったり、こっちいったりと、5時間ほど喋り続けた。笑ったり、涙したりと本当に忙しく、ほぼ、ノンストップだった。

 昨日まで家族意外と話もろくにしなかったのに、一度に5時間も話していたら疲れて当然、声も枯れても仕方ないだろう。「何を話したの?」と聞かれると「いや~~、あの~~」と頭を動かさないといけないけど、そんな世の中の為になる話しをするわけでもなく、で、美しい話をしているわけでもなく・・・・・。まあ、ガールズトークはこんな感じが楽しくっていい。

 彼女が家を出て、暫くして昼寝をしていたみたいだけど、目覚めは爽やか。「疲れた」と思っているのだけど、でも体は動く。

 時に心置ける友と時間を気にせず無意味に話をするのは良いのかもしれない。それにしても良く笑った。この10日分ぐらいまとめて笑った。これで、明日か明後日に腹筋が痛くなったらたいしたもんだ。笑い、喋る疲労感は気持ちがいい。
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# by papillon-e | 2007-11-22 21:53