日々の中での出来事・思いを重ねていきたいなぁ。仕事のことも生活環境の事も友人のことも仲間のことも連ねていきたいなぁ。


by papillon-e
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うつるんです。

 今回の抗癌剤投入後の落ち込みはなかなかだった。自分で言うのもへんだけど「どうした?私」と思った。ぼろぼろ涙はでるし、声を出して泣くし、すごーく暗いし・・・・・。Sちゃんのお姉ちゃんの件も全く関係ないわけではないのだけど、それにしてもひどかった。

 寝れないのはまあ、珍しくないけど、ここまで泣くのはいかがなものか?初めて母の目の前で手を握りながら「もうがんばれへん」と涙をながしてしまった。母もびっくりしたことだろう。でも、頭をなでてもらって「大丈夫よ」と言ってもらった。恥ずかしいけど、うれしかった。最後に母に頭を撫でてもらったのはいつだったかな?歳はとってもうれしいもんだ。もっと子供を撫でてみよう。うざいかもしれないけど、心のどこかで「気持ちいい」が残るだろう。

 「もうがんばれへん」「もういやや」「早く楽になりたい」・・・・・・いろいろ言った。体外、旦那にブチブチぼやいてたのだけど、嫌がらずに、怒らずによく付き合ってくれた。聞きたくないだろうにね。

 4,5日の間、食べ物が食べたくなくなり、味がわからなくなる事もあって林檎とか果物だけを食べている。そのせいもありフラフラになって家の階段の上り下りにも休憩が必要なぐらい。子供たちも皆、私につられてしまうのか食欲はなくなるし、イライラしているうようだ。母も少しイライラするようだ。家族に一人調子悪いものがいるとみんなうつるのかな?

 今日はだんだん元気が沸いてくるようだ。昨日の夜は皆で夕食も取ったし、栄養も少し入ってきている。体の中から何かが沸いてくるような気がする。生きてるぜ!!うれしいよ。

 毎日違う日。健康なときには気がつかなかった。「今日もまた同じ」とふて腐れていたよう何日もあったけど、体に聞くとちがうのね。皆さんの今日はどんな日?昨日とは違ってまた気持ちの良い日だといいです。
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# by papillon-e | 2007-12-16 12:48

抗癌剤投入

 今日は抗癌剤の投入日。9時に病院について採決と検尿。血圧と体重も量り体のコンデションを見て投入を決める。体重にあわせて今日の抗癌剤を作ってもらえるので、体重管理もある程度大事みたい。
 顔も知らない私のために私のための抗癌剤を作ってもらえる。どんな思い出作ってもらっているのだろう。仕事だと割りきりって作ってられるのかも知れないけど、私にとってもありがたいし、うれしい。先生も看護師さんたちにも同じ事が言えると思う。大勢の中の一人であるのは確かだけど、名前を呼んでもらっていろんな話をして笑って「またね」と帰っていく。それでも人と人とのふれあいで、誠意を持って迎えてくれる。私いはとても嬉しい。

 私は私に関わっていく人の事を知りたい。私を事を知りたいと勤めてくれる人のことを知りたい。私に興味を持ってくれる人のことを知りたい。そう長くない人生なのは知ってる。だからこそ、私を取り巻く人を知りたい。そし手心から「ありがとう」を言いたい。少しの間でも一緒に人生の舞台で踊りたい。

 ほらね、抗癌剤が入るといろいろ考えてしまう。

 Sちゃんのお姉さんにも感謝。ある我慢の姿を見せてもらった。恐ろしくもあるし、安心もする生き様だ。祖父母とはまた違う。「おねえちゃん、ありがとう。そしておめでとう」心からそう思う。

 ほらね、いつもと違うでしょ。

 背中が痛い。首の腫瘍が迫ってきて息苦しい。食事が喉をとおらない。いろんなことが始まります。少しの間だけど、なかなかきついもんです。動悸、息切れ、胸の苦しさ、手袋していろんな作業をする不便さ。少しの間だけがまんすれば楽になるの。楽になったときに体中にエネルギーが充満してる感じがして「生きてるよ」『元気だよ」と嬉しくなる。そのときまで少し大人しくしていればいいだけ。

 今日もストマー袋が爆発。情けない。昨日変えたところなのに、何が悪かったかな?どこで失敗したかな?
 日常の生活と同じで仕事の失敗や、コミュニケーションの失敗しいたときと同じ。原因見つけて検証する。また、同じ事をするかもしれないドキドキ感も味わえる。普通の生活となんらかわりは無い。自分を卑下する必要も無い。卑下したって始まらないし、何もいいことはない。でも、卑下してしまう気持ちはどこかに残っている。

 今日は楽しいっことが思いつかないな。「今日もスマイル」が出来ない日もあっていいかな?

 ほらね、悲しい気持ちが出てきた。

 今日はそんな日なんだろう。
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# by papillon-e | 2007-12-11 22:56

残念

 今朝、友人のSちゃんのお姉さんが亡くなったとメールがあった。金曜日に新しい入院先でホスピス病棟にお見舞いに行ったところだった。

 京大病院でオネエチャンは4階、私は3階と別と病棟に入院していたけど、同じ癌というくくりで、また、お姉ちゃんは肝臓、私は大腸と内臓の病気。時にお互いを見舞い、大笑いをして友人のSちゃんの話や知り合いの先生の話を面白おかしくしていた関係だ。入院してからの付き合いで長い付き合いではないけど「なんか長い間の友達みたいやな」と言ってもらっていた。

 吐血され、再入院の後、バプテスト病院のホスピス病棟に移った。私自身もホスピスを考えているのでS ちゃんには「いいと思う」と彼女の考え方に賛成し、共感もしている。金曜日にお見舞いにいったのはお姉ちゃんとの約束もあったけど、病棟を見たいとも思っていたので、内診の後、お父さんとも一緒に見てみたい気持ちもあった。

 祖母のときとは違い、すごく綺麗になっててびっくり。また、ホスピス病棟はホテルのように美しく、患者にとって使いやすいと思った。トイレが各部屋についているし、全て個室で間接照明もありで機能的だと思えた。お姉ちゃんも「いいやろ~。私ここに来てよかったと思うの」っていってたし「わ~。すごい。私もここに来たいな。予約しとこかな」と言うと「そうしとき。予約しとき」と言って大笑いしていた。

 プレゼントにクリスマスの妖精、ノームの人形を持っていくとさっそく「ピッコロ」って名前をつけて笑ってくれた。可愛いものが好きで、ぬいぐるみもピンクな小物も好んで使っていたし、ぬいぐるみを大事にしてくれていた。

 お見舞いに行くといつも「嬉しい、ようきてくれたな~」っと私も嬉しい言葉をかけてくれた。金曜日に言ったときは方で息をし、すぐに横になっていたけど明るさは変らず、笑っていた。背中をとんとんすると「気持ちいい」と目を細めていた。『私コレで言いと思うの。ゆっくりしなさいってことなんよ」といい、すぐ寝てしまう自分を気にしているようだった。

 次は火曜日にお見舞いに行くべくSちゃんと約束をしていたところだった。

 「呼吸が変だから」と病院から連絡があり、一時ごろに駆けつけたらしい。亡くなられたのは5時。明け方に朝日とともにお迎えがきたのだろう。

 今からSちゃんの所に行ってこようと思う。火曜日に持って行こうと思っていたプレゼントを用意して・・・・・・。喜んでくれるだろうか。

 よく戦い、がんばったお姉ちゃん。お疲れさまでした。行ってらっしゃい。
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# by papillon-e | 2007-12-09 12:23

問診

 久し振りに主治医にみてもらう。二週間に2回は化学治療部で抗癌剤を打つのだけど,その時はニコニコ顔のH先生。すごく感じのいい先生だ。このH先生が新しい薬を使う際に「長生きしましょうね」っと言ってくれた心温まる、力強い、勇気のでる言葉をくれた先生。H先生とパンダN先生がいろんな相談をしながら私の体調を管理し、治療方針を決めてもらっている。医療って思った以上にチームワークと人間関係が必要な仕事だとわかったのにも、この先生達の仕事ぶりを見て知ることが出来た。もちろん、看護師さんたちとのチームワークもしっかりあるので、本当に安心して、また信頼して治療を受けることが出来る。

 パンダN先生とは二ヶ月に一回ぐらいの問診でしか会えない。後、緊急の対応のときかな?緊急のときは、またほかの先生に出会えるのでそれはそれで楽しいのだけど、あんまり緊急で病院にいきたくはないよね。

 久し振りのパンダN先生。すごく忙しそうで、多少お疲れの様子だった。丁寧に説明し、また話も聞いてくれる先生なのでどうしても時間オーバーしてしまい待つことも多少あるでど、昨日は一時間半以上の遅れがあった。今の私は時間がいっぱいあって予定もないからいいけど、ちょっとだけ待ちくたびれた。主人も付いてきてくれていたので、気を使ってしまった。でも、いろんな病状があり、それぞれに向き合わなくては進まないので、患者さんによっては時間をかける必要のあるケースもあるだろう。また、私だけが待っているわけでもないし、いつ私が待たせる側にまわるかもしれない。お互い様なのよね。

 私の状態は安定しているそうだ。腫瘍マーカーも正常値になりここしばらくはいい状態らしい。
今使っている抗癌剤は後2回で終わり。この薬が終わった後はピリピリしたり、冷蔵庫が敵になる冷たいのが怖い副作用も収まる予定。なんだかホッとする。でも、アバスチンという薬は継続するようだ。この薬、7月に厚生省が認証し、京大では9月より使われ始めたもので、大腸患者待望の抗癌剤らしい。副作用はもちろんあるけど、それでも希望をつなげる明るい薬だ。問題は副作用よりもお値段かな?本当に癌はお金がいる。いや、病気はお金がかかる。自分がなって始めてわかったことだ。難しい問題だとおもう。

 来年からはアバスチンだけの投与となるようだ。安定してくれていたらそれだけ長生きできるし、元気でいられる。嬉しいじゃない。

 12月中にCTを取って、最後のNパンだの問診をうける。状態が安定して、抗癌剤が減ってくれるようだったらいいな。首のしこりが大きくなってないといいな。背中の癌が小さくなってくれたらいいな。これ以上転移してないといいな。まあ、欲を出せばきりがないか。

 

 
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# by papillon-e | 2007-12-08 13:53

痛み

 今週、朝の情報番組の『得ダネ』で『癌』の特集をしている。今日は『緩和医療』についてだった。そこで、思うことを少し書いてみようと思う。

 私の場合、大腸癌(S字結腸癌)でリンパ(背中の大動脈の近辺と首)に転移している。手術の際の入院のときも背中がものすごく痛く、うずくまったり、丸まって痛みを堪える事が多かった。ずーっと痛いわけでなく、ある一定の波がすぎるとケロッとすることもあったのだけど、それでも何かに包まったり、つかまったりして痛みをやり過ごさないといけなかったことが多かった。その際に、モルヒネ系の痛み止めを使ってやり過ごしていた。

 看護師さんや担当医師から麻薬系の薬である説明をうけ、あまりいい気持ちがしなかった。麻薬を使うって・・・・・人聞きも悪いし(誰に見栄をはっとんのじゃ~~)、初体験だから(きゃ~~)戸惑うし、気持ちも凹んでしまった。でも、使わないと痛くってやっていけないのも事実。

 9月まで使っていた抗癌剤は初めのころはまだよかったのだけど、7月8月には暑さもあり痛みも薬を飲んでもあまりきかなくなっていたようだ。いや、薬を飲みたくなかった。痛みは当然体を駆け巡るし、暴れたくなることもあった。実際、気持ちも弱るし「わたし年内持つかどうかな」と思ったり「もう勘弁してくれ」と涙があふれることもあった。

 薬を変えるために9月に一週間、入院して状態はずいぶん変わった。抗癌剤も勿論変わったし、副作用も変わった。で、その間に緩和ケアーをしてもらった。

 麻薬系の薬を使うことにすごい抵抗があったのは事実で、でも、それがないと辛くってやっていけないのも事実。看護士さんや先生の励ましや、説明を聞いて「大丈夫」とか「こう考えればいいんだ」と思うものの我慢するのが美徳である感じも決していなめない。

 実際、「痛みノート」をつくり、看護師さんと担当医師のチームで私の痛みを理解してもらった。『痛みを理解する』って作業はたった一週間だけど大きい事だったと思う。また、「奥藤さんの痛みを理解したい」といってくれた生意気な新米先生の言葉も心を大きく揺さぶった。痛みが和らぐと前向きにもなってくる。薬付けだけど、痛みがないことで余裕もうまれる。

 9月の一週間の入院はものすごい意味のある入院だった。麻薬系の薬の種類はもちろん増えたし、一日の摂取量も倍になった。で、生活するのが楽になった。それでも痛いときは頓服をのんで痛みを抑えてる。少しぼける事はあるけど(前からだという噂もある)ず~~っと体が楽だ。前向きにもなれる。ありがたい。

 痛みとも上手に付き合うことで少しでも長生きできるし、時間も有効に使える。心も軽くなるし未来も明るく開けるように感じる。心の痛みは薬では緩和ッしないけど、体の痛みは薬で緩和できる。麻薬でもいいじゃない。それが必要なんだから・・・・・ね。わたし!!

 
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# by papillon-e | 2007-12-05 10:25