木の香り
2005年 12月 26日
京都は木屋町東、ポント町にあるとある居酒屋『ますだ』。ある程度、お財布にゆとりのあるときでないと私はドキドキしてしまうので行けないのだが、久しぶりに友人と一緒に足を運んだ。創業50年ぐらいになるらしい。「おばんざい」が並び、はちの中を見て選べるのでそれなりに楽しい。カウンターとテーブル、奥と二階に座敷があり接待にも使える。以前、東京の知り合いが訪ねてくれた時に一度、使わせてもらった。
目にも美しく、薄味でなかなか感じがよい。おかみさんのニコニコ顔もだんなさんの少し斜にかまえた感じも味があって気持ちよい。
ここでは迷わず冷やの日本酒をいただく。本当は日本酒は後に残って私としてはと〜っても辛いのだけど、ここの日本酒は木の香りがしっかりしてそれはそれは美味しく感じられる。もちろん、しっかり冷えていいかんじ。
このときは『ますだ』に行く前に,ミュンヘンでビールが2杯ほど入っていたのですっかり「ごきげんさん」だった。だから、よけいにまわりが早いのかもしれない。
お行儀よく,大笑いして(がははって笑ってしまうんです)ちゃんとご挨拶して出てきたと記憶しているのですが、もしかしたらまずい事を言ったり、したりしてるかもしれない。やっぱり、二合を2本、一合を一本飲んだら「よいよい」になるよね。
でもね、美味しいからなかなか止まらんのです。「鯛の子」と「麩の炊いたん」、「ししとうの炊いたん」「ひじき」をいただき、チビチビやっていました。木の香りのする食材ってあんまり知らないのだけど、この木の香りの冷酒。本当に最高です。「ますだ」の店の雰囲気も大きな酔っぱらいの要因になる。
だって、狸もみてるんだもん。ほらほら「一緒にのみませう」って誘っているようでしょ??私は何の良い訳をしているのかしら・・・・。
by papillon-e
| 2005-12-26 17:07