春からもう初夏に移ろうとしています。春休みの東京は子供達に取って実り多きたびだったようです。赤坂の桜が美しく、昨年の事を色々思い出して涙が止まらなくなってしまたり、落ち込んでしまったりと自分では理解していたように思っていただけで、飲み込めていなかった事も知り、気がつくともう夏になろうとしています。
東京の旅行はとても楽しかった。kathyさんと饗さんと我ら家族で食事をいただき、沢山笑い、お二人の友情と穏やかなお人柄をしっかり受け止め、とても幸せでした。二人にしたら、柄の悪い関西の親子が関西弁でべらべらと大声で話すので驚かれたでしょうし、また少し恥ずかしかったかも知れない。途中で眠り込んでしまうT子の無礼にもおおらかに受け止めてもらい、本当に心からありがとうでした。また、kathyさんの呼びかけでぶんさん、くろさん、ひなたさん、クロエさんからお手紙をいただき、ホテルで泣いてしまいました。
見も知らぬ私にこんなに心を寄せて頂いている事を感謝せずにおれません。また、kathyさんの気配り、饗さんのあたたかさ。本当に感謝します。
私の方は、病気は安定していて、がん細胞もおりこうさんにしてくれています。薬があったのかな?痛み止めも変わり、今回のは随分楽です。癌のサポートとして精神科の治療もう始めました。涙がもろくなって、なかなか止まらないのが診察を受ける原因だったのだけど、やはり、軽い鬱になっていたようです。ホスピス外来もいってますよ。すっかり病院と仲良しです。
また、最近のテレビ、新聞を見ていて思う事は「私ってすごく恵まれている」と思う事。先生にも恵まれ、人間関係もしっかり作れているし、入院中もいやな思いはしたことがない。看護士さんたちも気持ちの良い方が多く、私の言う事に耳を傾けてもらえた。今の外来治療も気持ちの良い所だし、癌友も気持ちのいい人が多い。薬も新薬が認可され叩ける扉も多い。本当にありがたいと思っています。
友人はいやな思いをしたようで、それが原因で違う病気も発病したようです。よう解らんけど、難しい。
京大病院ではトータルケアーをしてもらっているし、各先生方も私のカルテを共有してられるようで、話が早い。また、無駄な事を言わなくてもいいのでまた楽。バプテストはそうはいかないけど、太いパイプがあるようでこれまた楽しい。
犬のね子は少しおおきくなってきてかわいくって仕方がありません。彼女が来てから散歩に行く様になったし、宝ケ池に繋がる道を四季の恵みを体感しながら見知らぬ人と声を掛け合いね子と話をしながらつらつらあるく贅沢。ちなみにね子は何も話さず、地面に鼻を付けながらうろうろ、くんくんしてます。話してるのは私だけ。危ないかな・・・・。桜の頃は本当に綺麗でした。銀閣寺の哲学の道もうっとりしますが、またちがうね。皆さん、京都に来られる事があれば、是非、宝ケ池の散歩もお進めします。
こんなそんなで少しずつ気持ちも晴れ、病気に見えず、引きこもり気味ではあるけど、散歩には出かけています。
ここ訪ねて下さる方々、本当にありがとう。心から感謝とお礼をいいます。穏やかな皆さんと穏やかな時間を共有できるのは心が温まります。なかなかお返事出来ないですが、コメントを残して下さるととてもうれしいです。出会いがあるのはいい事ですよね。どこかで繋がっている事にわくわくします。